「ぞめきのくに」という阿波踊り映画に関わっているのに、私自身は今まで阿波踊りとどんな関係だったっけ?と思い返してみた。
もちろん徳島の小学生あるあるで運動会で踊ったし、YMCA連ってところで練習して、お盆に演舞場で踊ったこともある。ちっさいときにね。
まぁ、それくらいでは徳島では「やってた」と言えないくらいの「やってた」なんですけど。
けど、思い出したのですよ、そういえば阿波踊りを広めるのは2回目だということを。
私は本業の方でも書く仕事をしています。ちょいちょい教育雑誌に執筆したり、共著ですが本を出版したりしています。
※本を出すくらいの実力がある、ということではなく実力をつけるために与えられたテーマを勉強した上で執筆し、批判され強くなりなさい、という師事する先生の方針のため。
先程本棚を探したら出てきました出てきました、もう9年前?若かりし頃「犬飼さん徳島出身よね?体育の雑誌で高学年の表現運動の枠があるから、阿波踊りで書いて。」という無茶振りから『踊らなそん!な阿波踊り〜今までの指導に一工夫〜』というの、書いてました!
いやぁ…若い頃の原稿って、恥ずかしいですね、なかなか直視できません。
スタスタ行かずにゆっくり歩むことを伝えるために、こんな感じで書いていました。
「みんなが進んでいく道は、どこかに落とし穴があります。落ちないように確かめながら進むので、ゆっくりゆっくりと進んでいきます。つま先で半歩先をちょんと確かめながら進みます。」
ほ、ほほう。これは阿呆連さんに監修いただかないといけませんでしたね…。合ってます?合ってますか、この指導…。
阿波踊りは徳島以外の地域でも運動会の表現運動で採用されています。徳島の運動会でもソーラン節や沖縄民謡を踊るのと同じですね。
もちろん、運動会で踊る阿波踊りは本場のものとはかなり異なります。鳴り物はCDですし、足袋も履きません。阿波踊りっぽい、阿波踊り風、にわかです。
でも、一流の踊り子さんも、初めて踊った日はにわかですよね。
にわかから阿波踊りを好きになって観に行ったり、連に入ったり、「ぞめきのくに」を観てくれたら嬉しいですね!
制作(現地ボランティアスタッフ)
犬飼佑子