28 Apr
28Apr

ごく一部の人しか知らない仕組みであるとか、職業であるとか、ものというのがありますね。


例えば大規模な学校にはたいてい「B4の紙をひたすら折ってB5にしてくれる機械(紙折機)」というのがあります。「さらにその書類を机に置いて1枚ずつ取っていかなくてもまとめてくれる機械(丁合機)」というのも存在します。いつもお世話になってます。


さて、人参を食べたことがない人はいないかなと思うのですが、人参、スーパーで売っているのは葉っぱの部分は切られているし、きれいに洗われてますよね。


あれ、色々と専用の機械があるんですよ。


うちの実家も作るだけ作ってるんですが、友達の家が人参の出荷もしてたんですよね。なので春人参の出荷時期は友達の家に遊びに行って、人参の箱詰めを手伝って、休憩中にお菓子を貰うみたいなのが幼稚園~小学校低学年の私のスタンダードな春の過ごし方でした。ちょうど家庭訪問で早く帰れる日とかね。


まず、人参収穫機。一本一本抜いて、土落とし、葉切りまでしてくれます。


そして、人参洗浄機。これ、是非動画検索してほしいんですが、巨大筒型洗濯機に哺乳瓶洗うあのタワシを組み込んだやつで、ジャブジャブ洗うんです。


洗い終わったら「人参選別機」っていうベルトコンベアーにのって運ばれていくんです。サイズ別に仕分けてくれるんですね。で、たまにそのベルトコンベアーの1区画に1本の人参のはずが2本乗ってたりするので、それを落とすっていう仕事のお手伝いをしていました。


あと、あれ。ちっさすぎるやつや「セクシーな形のやつ」を取り除いたりするのもやってましたね。これ、後でままごとに使ったり、家で食べたりしてました。


私にとっては人参だったけど、きっとエリンギにはエリンギの、わかめにはわかめの、胡麻には胡麻の専用の何かがきっとあるんだろうな。


…あるのかな?


制作(現地ボランティアスタッフ) 犬飼佑子

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