カメラの思い出【文:犬飼佑子】


04 Jul
04Jul

「ぞめきのくに」の写真部が活動再開したということで、写真にまつわる話を1つ思い出した。


学生時代、陸上競技で長距離走に取り組んでいたがそんなに競技力はなくて、マネージャーとして全日本大学女子選抜駅伝に参加するため埼玉かな?に行ったときのことである。


(男子と違って、女子駅伝はコロコロ場所とか距離が変わるから…私の時代は埼玉だったのよ。今富士山になってるけど。)


だいたい駅伝って、アンカーがゴールするまでにできるだけみんなゴールに集まって待ってるものなんだけど、私もゴールである競技場に到着して、今か今かと待っていた。


でもまだ時間があるし、人いっぱいだし、のぼりもあるし、なんか記念に写真でもとっておこうか、という気持ちになって、近くにいた人に「あ、すみません、写真お願いします。」と持っていたデジカメを手渡した。


自撮り棒もまだ無かった時代、人に頼むのが一般的だったんです。


するとその男は「あぁ、はい。」と、慣れた感じで私の肩を抱き、ツーショット写真を撮ってきたのである。


!!!?なんだこのチャラ男は!?頭の中は混乱していたが、いつもの調子で「何やってんだよ!」とか言いながらいきなり蹴るのも何なので、冷静に状況を分析してみた。


よく見るとツーショットを撮った男性は学生服であり、ポケットには大根をさしている。あと、頭には鉢巻をまいている。


大学スポーツを観る人はもうお分かりだろう、その年は東京農業大学が参加しており、その応援として「大根踊り」で有名な応援部が埼玉に駆けつけていた、ミーハーな女学生の「写真とってくださーい!」には慣れているので写真を撮った。


私はミーハーな女学生という訳だ。


く、悔しい…。


それからというもの、私の「写真とってくださーい」リストから、現地の可愛らしい男の子(カメラ持って逃げられる可能性があるから)と東京農業大学の応援部(なんか勘違いされるから)は削除されたのである。


制作(現地ボランティアスタッフ) 犬飼佑子

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