徳島ゆかりの映像化シリーズ「なっちゃんの写真館」編 【文:犬飼佑子】


09 Apr
09Apr

書こうと思っていた徳島ゆかりの映像化シリーズ「なっちゃんの写真館」、元になった立木写真館が破産申請手続きをしたみたいですね。

1980年の朝ドラなので、もちろん観たことはありません。でも、「徳島の結婚記念写真は立木さんがあるからすごいのよ。」というのは折に触れて親戚のおばちゃんらに聴いていました。

これは岡山で結婚した私と、私の数少ない友達の中で徳島で結婚した友達に見せてもらった結婚記念写真、アルバムのお話になります。


22の春のある日、友人(M)が結婚した。その3日後に私が結婚した。まわりの友人達は、短期間での徳島岡山間の往復をありがとうございました。特に川人さんは無茶ぶりにもかかわらず私の結婚パーティーで真紅のドレスで司会をして頂き、大変ありがとうございました。新郎が新婦を抱っこして体重計に乗って合計何キロか当てるゲーム、楽しかったですね。

さらにその半年後、夏休みにうちの実家に集まってオールで宴会をした。

「持ってきた?」

「持ってきたよ~!」

と、私は結婚式のアルバムをみんなに誇らしげに見せた。卒業論文と引っ越しと就職と結婚をひと月で乗り越え死にそうだったけど、そこには22歳という圧倒的な「若さ」があったため、まぁまぁ見れる写真だった。

もうあれね、ごく普通の、小学校の卒アルみたいな厚さのやつ。

2センチくらい?厚さ。

一通り見て、次はMの写真を見ようということになった。

Mの手からみんなの目の前に置かれたアタッシェケース。今日は泊まりなのでお泊りセットを入れてきたんだね。

いやいやM、私達が見たいのはあんたのパンツじゃなくて結婚式の写真だよ、アタッシェケースじゃなくてアルバムだよ、と言いかけた瞬間、アタッシェケースが開かれた。


そこにあったのは広○苑なみの厚さのアルバムだったのである。


…。

  

アタッシェケースは専用のアルバム入れであることを説明される。うん、なんかコナンくんが解くトリックに使えそうなくらいの重量ありそうだもんね。アタッシェケース、いるわ。

中身を見てみると、白無垢、色打掛、白ドレス、色ドレス、髪型も多種多様、車に乗ってたり海だったり森だったりとこれでもかとMとその夫を堪能できるアルバムとなっていた。何ページあるんだ…。モ○タロウとかASK○Lのカタログのよう…。


な☆に☆こ☆れ☆と☆り☆す☆ぎ


(私なんて色打掛と白ドレスの2種類だよ、それでもけっこうしたよ。)


「なんかな、母さんがいよったけど、徳島はこうなんやって。立木写真館が有名やん?やけん徳島は写真県なんやって。」

(後に調べてみると、立木写真館が、初めて当日だけでなく、結婚式の「前撮り」という手法を編み出したようです。)

徳島で結婚したMが言うのでそうなのだろう。これが徳島のスタンダードなんだろう。

もちろんMは仲間内でもお綺麗どころで有名だから、親がそんな可愛いMの花嫁姿をたくさん残したいと思って張り込んだ「たまたまのケース」なのかもしれない。


だけど、私にとっては徳島の結婚記念のアルバムは、広○苑でありモ○タロウであり、ASK○Lなのだ。


写真館がなくなってしまったのは寂しいけれど、そこで撮った写真はずっと残る。


あ、なんか昔の写真見たくなってきた。ちょっと私も昔のアルバムを広げてみようかな。


制作(現地ボランティアスタッフ) 犬飼佑子

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