秋の大運動会 その2【文:川人千慧】


09 Nov
09Nov

(前回のあらすじ: 阿波おどり振興協会の運動会にて、脚本川人、阿呆連さんのテントに遊びに来させていただきました)


お餅つきを楽しんでいますと、何やら向こうが騒がしく…


女性陣から悲鳴が上がっており、副連長さん達男性陣がなぜかビブスを持って追いかけ回している!「いやじゃ!」「絶対に行かんけん!」「ウチもダメー!」「そんなこと言わんとホレホレ~!」の応酬をナンダ?と眺めていると…副連長さんと目が合った。


副「はい、アラレちゃん行こ」

川「えっ!なんでしょう!」

副「ちょっと走るだけ♪」

川「いや絶対みんなその嫌がり方じゃないですよね」

副「『あなたはだ~れ?』って知らん?」

川「クイズとかですか?」

副「あっ、メガネ外すか~。危ないけん」

川「危ないけん!?」


恐れ多くも阿呆連さんのビブスをいただき、まだなにかわかってないまま、みなさんと一緒に並ぶと、


雅「お久しぶりです!」


一番走者は、和葉の兄、真也役の秦雅也さんでした!


川「これってなにやるやつですか?」

雅「あっ、初めてですか!ほな僕一番手で走るんで、見ててもらったらわかると思います!おもしろいですよ!」


つくづく、真也兄ちゃんって、カメラ回ってない時もバッチリ真也兄ちゃんよね。

ピストルが鳴り、颯爽と走る真也兄ちゃんを見ていると、


ふむふむ、まず止まってお水飲んで。

たらいのなかに顔を…あっ、これ、小麦粉の中に入ってるマシュマロを口で取るやつね!

ていうか、真也兄ちゃん積極的に粉かぶりに行ってへん!?

むしろ、応援の連の人達が粉かけてへんー!?

そういうルールやったっけ!?


男前の真也兄ちゃんは、あっというまに白塗りオバケとなり、わたしは場違いにも「あっ、最近公開された『ジョーカー』まだ観てないなあ」と、抜けるような秋空に急に思いを馳せました。


悲しいことにメガネがないと走ることもままならない二番走者のわたし、副連長に「もうメガネのまま突っ込め!」という勇ましいお言葉をいただき、メガネごと真っ白になって帰ってまいりました。

お綺麗どころの女性陣も、みなさんはりきりすぎた舞妓さんみたいになり、最終走者、副連長さんは、「かけ湯」くらいの勢いで粉をかけられ、


完全にスケキヨでした。

あっ、人って結構簡単にスケキヨになれるんだ!と、変な悟りを開きました。夢に出るわ。

綱引き、リレーと花形競技は続き、シメはもちろん阿波おどり。「これってもう総踊りですよね~嬉しい~!」と、しなやかな動きで踊る和葉こと、北島さんの後ろで、ちょこまかと踊らせていただきました。

踊り、わたしもいつの日かうまくなるかなあ…。


こころよく迎えてくださったばかりか、競技にまで参加させてくださった阿呆連のみなさん、本当にありがとうございました!



脚本・音楽

川人千慧

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